コグトレ通信43

コグトレ通信 vol.43

平素よりお世話になっております。
本メールは日本COG-TR学会の会員様にお送りさせて頂いております。
余寒なお厳しいこのごろ、皆様には、ますますご健勝のことと存じます。
コグトレ通信第43回をお届けします。

今回のコラムは、日本COG-TR学会理事・京都橘大学 高畑進一先生です。

 

“脳の機能に関する言葉を考えてみました”

リハビリテーションの分野では、PT,OT,STなどが、疾病や外傷に起因する脳の障害や不調によって様々な障害と生活上の困難が生じた方々を支援します。

その障害の一つに高次脳機能障害があります。医学用語の「高次の脳機能」は、注意、記憶、認知、空間と身体の把握と操作、言語、推測・判断・計画、遂行機能、感情コントロール、社会的行動などに分類されます。これらは、自律神経機能や感覚、運動などより高いレベルの脳機能、いわゆる勉強、仕事、趣味、社会生活などの生活活動を支える脳の機能です。

そして、どの機能が低下しているかによって注意障害、記憶障害、言語障害、失行、失認、思考の障害、遂行機能障害、感情抑制障害、社会行動障害などと呼ばれますが、これらは全て高次脳機能障害です。

そう、「高次の脳機能」は皆さんが毎日かかわっている方々だけでなく私たち自身にも共通する脳の機能なのです。

ただし、「高次の脳機能」とその障害は、分野や発現時期、原因によって異なる名称で呼ばれています。例えば、「知能」は「高次の脳機能」、「知的障害」は「高次の脳機能の障害」といえます。そして、いったん成熟した「高次の脳機能」が脳卒中や事故で障害された場合は高次脳機能障害、高齢期に多い神経変性疾患が原因なら認知症、発達時期に生じたなら発達障害と呼ばれているのです。

もちろん、それぞれに定義があり、現れ方や経過、支援の方法に違いがあるのは事実ですが、異なる名称の背景には各分野での研究・実践の歴史、社会の認識や支援制度などの理由があるのです。

なんだかややこしいですね。ただ、名称が違うこと自体が問題ではありません。各分野で異なる名称の機能や障害を別物と考えるより、基本は共通していると考えるほうが、近しい分野の取り組みからアセスメントや支援の方法など多くの気づきを得るチャンスが増えると思うのです。

ぜひ、関連分野の書籍などにも時々アンテナを立ててみてください。

京都橘大学 健康科学部 作業療法学科 高畑進一

 

養老孟司氏との対談「子どもが心配 人として大事な三つの力)」(PHP新書)発売のお知らせ

養老孟司氏と学会代表理事らとの対談集「子どもが心配 人として大事な三つの力)」(PHP新書)が2月16日(水)に発売されます。
『「ケーキの切れない子」の学力を伸ばす』といった内容の中で、コグトレについて養老先生がコメントされています。

【著者】養老孟司
【対談メンバー】宮口幸治、高橋孝雄、小泉英明、高橋和也(掲載順)

 

第8回オンライン研修会のご案内

2月19日(土)10時~11時にて第8回オンライン研修会を開催致します。次回のテーマと講師は以下の通りです。お申し込みはHPの会員限定ページからのご案内になります。

京都橘大学・日本COG-TR学会監事 高畑進一 「シングルケース研究方法の紹介」
株式会社東京リハビリテーションサービス・日本COG-TR学会理事 太田麻衣「コグトレの実践的使用法8」

 

オリジナルコグトレ教材の公開

会員限定ページにてオリジナルコグトレ教材の公開です。
※無断転用はお控えください

最後とポン⑤⑥」

『1日5分 教室で使える漢字コグトレ 小学1年生』(覚える)より、東洋館出版社のご厚意のもと当学会で作成。MP3再生機でご利用ください。

 

学会誌「コグトレ研究」原稿募集(第2巻の原稿募集は締め切りました)

学会誌「コグトレ研究」第3巻の各種原稿
研究論文(査読有)・・質的分析、量的統計解析等を含むもの
実践報告(査読有)・・質的分析、量的統計解析等を含むもの
資料(研究ノート)(査読なし)・・コグトレの取り組み等を報告するもの
をお待ちしております。詳しくはHP内の「機関誌」の投稿規定をご覧ください。
なお第3巻の原稿締め切りは2022年8月末日です。

 

【研究会だより】(各研究会の活動をご紹介していきます。)

岩手県にて活動をされている,阿部様 より,活動についてのご連絡がございます。
ご興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。

初めて投稿させていただきます。岩手県で公立小中学校にてスクールカウンセラー、「心理臨床オフィス こもれび」という相談室をひらいている阿部千賀子と申します。

2017年夏にコグトレに出会ってから、先生方と感動的な出会いがあり、コグトレ講義を毎年行っていました。一昨年から次々と講演依頼が続き、もっと学びたいという声を受け、昨年10月、今年2月、2回初級研修会を企画しましたが、感染者急増を受け中止せざるを得ませんでした。

そこで、2月18日から基本的なことを分かりやすく、楽しくお伝えするオンラインお話会をやってみよう!と発起しました。「金曜日が楽しみになるコグトレと心理学のお話会」https://www.komorebi-therapy.com/
を開催することになりました。一人でも集まってくださる方に呼びかけようと思います。

 

いろいろな地域で研究会が立ち上がり、様々な活動をされています。お近くの研究会、気になる研究会の会員になられてはいかがでしょうか。
広報担当より毎月各研究会の代表者に原稿募集の案内をしております。
紹介して欲しい内容がありましたら、是非お寄せください。
研究会の会員になられてはいかがでしょうか。広報担当より毎月各研究会の代表者に原稿募集の案内をしております。紹介して欲しい内容がありましたら、是非お寄せください。

 

【会員からの声】(会員の皆様からいただいた情報をお知らせしていきます。)

会員の皆様が実施されているコグトレ内容や地域でのコグトレ勉強会の告知など、お寄せいただいた情報をお知らせしていきます。そのため、会員の皆様にも広く情報を募集いたします。

情報をいただく専用メールアドレスはcogtrtusin@yahoo.co.jpです。ご連絡をお待ちしています。

 

2022年2月11日
一般社団法人日本COG-TR学会
広報部

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