コグトレ通信38

コグトレ通信 vol.38

平素よりお世話になっております。
本メールは日本COG-TR学会の会員様にお送りさせて頂いております。
落ち葉舞い散る季節となりましたが、皆様には、ますますご健勝のことと存じます。コグトレ通信第38回をお届けします。

今回のコラムは、和泉市立国府小学校の井坂幸恵先生です。

 

“問題行動と関わり方”

 私は、通級指導教室担当として、また特別支援教育コーディネーターとして、1年生との関わりが大きいです。1年生がスムーズに小学校生活を始められるようにと、スタートカリキュラムを実施します。その間に、ほとんどの児童は小学校生活に順応していきます。ただ、中には、規範理解が難しかったり、衝動的に動いてしまったりする児童がいて、対応に苦慮することもあります。

 そこで大切なのは、その児童の実態把握です。発達はどの段階にあるのか、どのような環境で、どういった行動が現れるのか、等を情報収集します。COGETのシートで、どのシートがどれくらいできるのか、も見ていきます。

 まず、発達段階を理解するのに、三角形やひし形をかけるかは大きな指標となります。それがかけない場合、線をまっすぐに引けるか、交差した線を把握できるか、等を見ます。児童の中には、これも十分にできない場合もあり、少しずつ線を意識させ、レベルアップしていきます。また、この場合、身体の動きも幼いため、タンデム歩行からコグトレ棒の“身体を知る”トレーニングへと進めていきます。

 そして、環境と行動を把握することも大切になります。家庭環境、教室の学習環境や児童の関わり等は、行動に大きく影響します。家庭とは連携し、協力してもらうことが必要となります。教室はユニバーサルな環境になっているか、ピアサポートは可能か等も担任と話し合い、協力しながら進めます。時には、ABAの視点で、シェイピングやトークンシステムを利用することも効果につながります。

 もちろん、COGETのシートでアセスメントも行います。上記の、三角形をかけない児童の場合、『もっとやさしいコグトレ』から取り組ませることになります。「1年生だからこれくらいは・・・。」という考えではなく、発達の状態に寄り添いながらCOGETにも取り組ませることが望まれます。

 表題の『問題行動と関わり方』は、実は“発達を理解した正しい関わり方”で解決されることが多いです。ショートステップで児童の良いところ、伸びたところを保護者と共有することが、共に成長を喜び、愛情を確認する良い機会となるのです。

和泉市立国府小学校 井阪幸恵先生

 

第6回オンライン研修会のご案内

12月26日(土)10時~11時にて第5回オンライン研修会を開催致します。
次回のテーマと講師は以下の通りです。お申し込みはHPの会員限定ページからになります。

「発達の道筋の理解と発達の遅れ」

立命館大学・日本COG-TR学会監事 青山芳文

「コグトレの実践的使用法6」

和泉市立国府小学校・日本COG-TR学会理事 井阪幸恵

 

『COGET コ・ゲット 基礎学習脳力を強化! 遊びながら脳力トレーニング』予約受付のお知らせ

上記タイトルが12月13日に東洋館出版社から発売となります。コグトレ(COG-TR)で遊びながら認知機能を強化!世代を超えて遊べるカードゲーム!カード本体抗菌加工済!

COGETセット内容

・くるくる星座 
・さがし算 
・なにがあったメモリーカード

https://www.toyokan.co.jp/products/4620

 

第1回オンライン初級コース開催のご報告

11月3日(水)、第1回オンライン初級コースを開催いたしました。80名の方々にご参加頂きました。初級のオンライン開催は初めての試みでしたので不手際もございましたが、概ね計画通りに進めたかと思います。今回、キャンセル待ちの方々も大勢おられましたので今年度内に再度開催できればと考えております。またご連絡致します。

(なお初級コースは各地方コグトレ研究会でも随時開催(対面のみ)されております。詳しくは各研究会にお聞きください)

 

オリジナルコグトレ教材の公開

会員限定ページにてオリジナルコグトレ教材の公開です。
※無断転用はお控えください

「最初とポン⑦⑧」

『1日5分 教室で使える漢字コグトレ 小学1年生』(覚える)より、東洋館出版社のご厚意のもと当学会で作成。MP3再生機でご利用ください。

 

学会誌「コグトレ研究」原稿募集(第2巻の原稿募集は締め切りました)

学会誌「コグトレ研究」第3巻の各種原稿
研究論文(査読有)・・質的分析、量的統計解析等を含むもの
実践報告(査読有)・・質的分析、量的統計解析等を含むもの
資料(研究ノート)(査読なし)・・コグトレの取り組み等を報告するもの
をお待ちしております。詳しくはHP内の「機関誌」の投稿規定をご覧ください。
なお第3巻の原稿締め切りは2022年8月末日です。

 

【研究会だより】(各研究会の活動をご紹介していきます。)

いろいろな地域で研究会が立ち上がり、様々な活動をされています。お近くの研究会、気になる研究会の会員になられてはいかがでしょうか。
広報担当より毎月各研究会の代表者に原稿募集の案内をしております。
紹介して欲しい内容がありましたら、是非お寄せください。
研究会の会員になられてはいかがでしょうか。
広報担当より毎月各研究会の代表者に原稿募集の案内をしております。紹介して欲しい内容がありましたら、是非お寄せください。

 

【会員からの声】(会員の皆様からいただいた情報をお知らせしていきます。)

会員の皆様が実施されているコグトレ内容や地域でのコグトレ勉強会の告知など、お寄せいただいた情報をお知らせしていきます。そのため、会員の皆様にも広く情報を募集いたします。

情報をいただく専用メールアドレスは cogtrtusin@yahoo.ne.jp です。ご連絡をお待ちしています。

 

2021年11月12日
一般社団法人日本COG-TR学会
広報部

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