コグトレ通信36

コグトレ通信 vol.36

平素よりお世話になっております。
本メールは日本COG-TR学会の会員様にお送りさせて頂いております。
すがすがしい秋晴れの今日この頃、皆様には、ますますご健勝のことと存じます。コグトレ通信第36回をお届けします。

今回のコラムは、COG-TR学会 副代表理事、宮口英樹先生です。

 

“第1回 日本Cog-Tr学会を終えて”

副代表理事 広島大学 宮口英樹

第1回日本Cog-Tr学会を無事に終えることが出来ました。学術集会開催に際し、ご参加いただきました会員の皆様には、心よりお礼申し上げます。新型コロナウィルス感染症防止対策を徹底的に検討し、ハイブリット形式での開催となりましたが、お陰様でオンラインを含めて350名におよぶ参加をいただき無事盛会のうちに終了することができました。

今回の学術集会では、特別講演1題、大会長講演1題、教育講演1題および指定演題、一般演題がなされ、それぞれの発表について活発な討議及び意見交換がされました。特別講演をいただきました本田秀夫先生(信州大学教授、子どもの心診療部)の話は、子どもたちの世界を理解することは出来なくても感じようとする姿勢が行間から伝わってきました。

また、指定演題および一般演題では、各地域で小中高および大学生、成人を問わずコグトレに可能性を感じて活動されている発表ばかりで感動いたしました。支援者自身も上手くいかないことがあるから、本学術集会のような場で意見交換を行うことの重要性を改めて強く感じます。

さて、学術集会の講演の中で代表理事の宮口幸治先生がエビデンスに言及しましたので少し触れておきます。介入や支援は、根拠があるのかという論議です。医学の世界では、EBM(Evidence-Based Medicine)といって根拠に基づいた医療を提供せよというのが常識になっていますが、この流れを受けての話です。エビデンスのある医療は、医療を受ける側からすると至極当然のことだと思います。

EBMの思想の背景にあるのは、都市部と地域で医師の臨床能力によって提供される治療が大きく異なっては患者の不利益になりますので、そのような地域格差をなくそうとする行政的な動きと連動して広まって行きました。しかし、EBMという概念を提唱したカナダのガヤットの論文を読むと、同じ患者であっても見立てが異なるのはなぜだろうという疑問から始まっていることが分かります。

つまり、経験や知識の差によって診断が異なるとその後の治療方針が違ってくることを問題視したのです。EBMの概念は、決して疫学的な数値だけに着目しているわけではなく、数値を参考にしながらいかに目の前の患者に有益な医療を提供するかが本質です。

コグトレの学会員である子どもに関わる支援者も、支援者によって見立てが大きく異なってしまうと子どもたちへの支援の内容も質も不十分になる危険性があります。コグトレの上級コースでは認知機能に着目した見立て能力の向上を目的に研修会を行っています。

 

『<コグトレドリルシリーズ>やさしいコグトレ 想像する』発売のお知らせ

上記タイトルが10月26日(火)に三輪書店から発売となります。これまでCDから印刷してきたコグトレシートが最初から印刷されたドリルです。CDにないオリジナルシートも追加されています。

https://shop.miwapubl.com/products/detail/2477

 

オリジナルコグトレ教材の公開

会員限定ページにてオリジナルコグトレ教材の公開です。
※無断転用はお控えください

最初とポン③④」

『1日5分 教室で使える漢字コグトレ 小学1年生』(覚える)より、東洋館出版社のご厚意のもと当学会で作成。MP3再生機でご利用ください。

 

年会費未納の会員様へ

会員限定ページのパスワードが8月2日(月)から変更になっております。
新しいパスワードは本年度年会費をお支払い頂いております会員様に別途メールでお送り致します。

年会費を未納の会員様におかれましては振り込みの方を宜しくお願いいたします。
振込が確認でき次第新しいパスワードをお知らせいたします。
なお2年間、年会費をお支払い頂けなかった場合、学会定款第10条にもとづき退会扱いとなります。

退会となりますと、令和2年4月以降に学会が開催したコグトレ・トレーナー養成ワークショップの中級コースおよび、全ての上級コースの修了認定が無効となりますのでご注意ください。

 

COG-TR学会 入会及び継続に関して

COG-TR学会へ入会したい方がいらっしゃいましたら、以下のページに申請方法が記載されておりますので、ご一読いただくようお伝えいだだけたらと思います。
https://cog-tr.net/membership/

入会や継続、そのほか会員登録情報に関するお問い合わせはこちらまでお願いします。
info@cog-tr.net
(※会員限定ホームページの新パスワードについては、入会時または継続時にメールでお送りしておりますが、紛失などによるパスワード再送の依頼についてもこちらにご連絡ください。)

 

学会誌「コグトレ研究」原稿募集(第2巻の原稿募集は締め切りました)

学会誌「コグトレ研究」第3巻の各種原稿
研究論文(査読有)・・質的分析、量的統計解析等を含むもの
実践報告(査読有)・・質的分析、量的統計解析等を含むもの
資料(研究ノート)(査読なし)・・コグトレの取り組み等を報告するもの
をお待ちしております。詳しくはHP内の「機関誌」の投稿規定をご覧ください。
なお第3巻の原稿締め切りは2022年8月末日です。

 

【研究会だより】(各研究会の活動をご紹介していきます。)

いろいろな地域で研究会が立ち上がり、様々な活動をされています。お近くの研究会、気になる研究会の会員になられてはいかがでしょうか。
広報担当より毎月各研究会の代表者に原稿募集の案内をしております。
紹介して欲しい内容がありましたら、是非お寄せください。
研究会の会員になられてはいかがでしょうか。
広報担当より毎月各研究会の代表者に原稿募集の案内をしております。紹介して欲しい内容がありましたら、是非お寄せください。

 

【会員からの声】(会員の皆様からいただいた情報をお知らせしていきます。)

会員の皆様が実施されているコグトレ内容や地域でのコグトレ勉強会の告知など、お寄せいただいた情報をお知らせしていきます。そのため、会員の皆様にも広く情報を募集いたします。

情報をいただく専用メールアドレスは cogtrtusin@yahoo.ne.jp です。ご連絡をお待ちしています。

 

2021年10月22日
一般社団法人日本COG-TR学会
広報部

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