コグトレ通信30

コグトレ通信 vol.30

平素よりお世話になっております。
本メールは日本COG-TR学会の会員様にお送りさせて頂いております。
空の青さが夏らしく輝きを増してきました。皆様には、ますますご健勝のことと存じます。コグトレ通信第30回をお届けします。

今回のコラムは、コグトレ塾の長谷川佳代子先生です。

 

『自分の成長を感じることができるコグトレ』(コグトレ塾 長谷川佳代子)

コグトレ塾では1クール(16回約4ヶ月)修了時に塾生にアンケートをとり、生徒自身でどういうところが向上したのかを振り返っていただいています。またどのようなエピソードがあったのかを合わせて聞き取りをしています。

中学生のA君は“相手に伝わるように言葉で説明ができるようになった。

”にチェックを入れており、理由を聞くと、「学校の芸術鑑賞会で映画を見て、面白かったので親に話したら、初めてストーリーを全部伝えることができて自分自身で驚いた」とのこと。A君は聞く力がつき「何が何番②」をメモを素早くとりながら取り組むことができるようになり、また「姿位伝達」でも的確に伝えられるようになっていました。

コグトレのトレーニングで得た、「聞きながら要点を整理して理解する」「相手に伝わるように説明する」が、実際の生活の中で生かされていました。

このように、修了時には様々なエピソードを教えてくれることも多いです。コグトレをしたことで変わった自分というものを実感できていることは素晴らしいことだと思います。

 

新刊紹介「コグトレ実践集」の発売のお知らせ

このたび、学会初の監修・編書「コグトレ実践集」(三輪書店)が発売(7月28日予定)となります。全国各地でその地域に住む子どもたちの特性に合わせて導入が進んでいるコグトレ実践例25ケース(+7コラム)を簡潔にまとめた事例集です。

https://shop.miwapubl.com/products/detail/2452
【監修】一般社団法人日本COG-TR学会

 

新刊紹介、本邦初『展望記憶をトレーニングする書籍』

「医者が考案した 記憶力をぐんぐん鍛えるパズル コグトレ」(SBクリエイティブ)
未来への記憶と呼ばれている『展望記憶』トレーニングを主としたこれまでにない大人向けコグトレ記憶パズル
https://www.sbcr.jp/product/4815610708/
【著者】宮口幸治

 

日本COG-TR学会第1回学術集会in広島のご案内

日本COG-TR学会第1回学術集会が2021年8月22日(日)に広島県民文化センターにて開催されます。詳しくは学会HPをご覧ください。

 

オンライン研修会のご案内

6月27日に会員様に向けにZOOMによる第1回オンライン研修会が開催され大変ご好評頂きました。
次回、第2回は8月8日(日)10時~11時を予定しております。
次回の講師は、宮口英樹先生、井阪幸恵先生の予定です。お申込みは学会HPの会員限定ページをご覧ください。
 

令和3年度 第2回 会員限定オンライン研修会のご案内(8/8)

 

コグトレトレーナー養成ワークショップ、中級コースのご案内

2021年度、第2回コグトレトレーナー養成ワークショップ、コグトレ中級コースを8月29日(日)10時~16時に岡山(第一セントラルビル1号館)にて開催予定です。

お申込みは学会HPの会員限定ページをご覧ください。

(なお、初級コースにつきましては、各地方コグトレ研究会が中心となって順次開催されていく予定です。詳しくは学会HPのコグトレ研究会をご参照ください)

 

『会員限定パスワード変更』のお知らせ

学会ホームページでもお知らせしておりますが、会員限定ページのパスワードが8月2日(月)から変更になります。新しいパスワードは本年度年会費をお支払い頂いております会員様に別途メールでお送り致します。大変お手数おかけしますが、8月2日以降は新しいパスワードでお入りくださいますよう宜しくお願いいたします。

 

オリジナルコグトレ教材の公開

会員限定ページにてオリジナルコグトレ教材の公開です。
※無断転用はお控えください
 

何が一番?何が何番?①②

『1日5分 教室で使えるコグトレ』(聞く力をつけよう)より、東洋館出版社のご厚意のもと当学会で作成。MP3再生機でご利用ください。

 

学会誌「コグトレ研究」原稿募集

学会誌「コグトレ研究」第2巻の各種原稿
研究論文(査読有)・・質的分析、量的統計解析等を含むもの
実践報告(査読有)・・質的分析、量的統計解析等を含むもの

資料(研究ノート)(査読なし)・・コグトレの取り組み等を報告するものをお待ちしております。詳しくはHP内の「機関誌」の投稿規定をご覧ください。なお第2巻の原稿締め切りは2021年8月末日です

 

【研究会だより】(各研究会の活動をご紹介していきます。)

今回は長野コグトレ研究会・埼玉コグトレ研究会 からご報告がありましたので紹介させていただきます。(敬称略)

長野コグトレ研究会 (代表 浦野典子)

『コグとも勉強会』では,感染対策を行いながら,認知作業コグトレを中心に子どもたちと一緒にOT体操クラスに参加する午前の部と,午後の部では講義を行いました。

学校の先生方と共に学ぶ機会が嬉しいと作業療法士2名が頑張ってくれました。今後も体験をしながら学び合える環境を作っていきたいと思っています。

次回『コグとも勉強会』は9月を予定しています。

『コグとも勉強会』での感想の一部をご紹介いたします。

講師担当:作業療法士 宮澤 由佳 『コグトレの紹介と体験を通して』

今回は、子どもたちの多動さ、不注意さのあるあるな行動パターンについて、その子のもつ“特性(運動、感覚、認知面)”や“環境”という側面から、その行動の背景を紐解きながら、すぐできる“環境つくり”や“作業コグトレ”の紹介をしました。

学校の先生、音楽療法士さん、さまざまな職種の方が集まった今回の会では、日々関わるお子さんたちに繋がる支援を体感しながら学びあえることが出来ました。多職種が集まることで、それぞれの立場でしか見ることのできない子ども達の姿を共有する機会にもなり、子ども達の生きる世界を正しく理解するための貴重な時間になりました。

松川村教育委員会 一柳紀子

一番、印象に残ったのは、体操教室での子どもたちの姿でした。最初のラジオ体操で、運動が苦手な子かな・・・と冷静に観察できたのはそこまで。それ以降は、楽しそうに動く子どもたちを横目に見ながら、自分は息を切らし、必死で動きました。

講義の中で、日頃より、子どもたちの特性を理解し、気持ちに寄り添い、信頼関係が出来ているスタッフさんがいること、安心できる環境の中での、作業コグの実践を通じ、苦手なことも経験を積んで少しずつ自信に変えていくことが出来ていくという背景が分かりました。

帰宅後は、さっそくコグ棒を作成し、不登校児の訪問支援の場で一緒に体を動かしています。今後も学びを深め、日々の実践に生かしていきたいです。

小学校教諭 髙見澤智美

自己紹介では名前を小さな声で言っていた子が、ストレッチでは一人で堂々と体育館に響く声で20まで数えていました。

そこには、子どもたち一人一人が活動に主体的に参加している姿があり、それを支えるプログラム、物、場所、スタッフさんの動きや決して多くない声かけを見ることができました。子どもの姿から見立てることで子どもを理解し、「だるまさんがころんだ」のような誰もが知っている遊びも支援の入った活動になることを学びました。

 

埼玉コグトレ研究会 (代表 加藤和貴)

「安心できることの大切さ」

算数が苦手な小5女児のCちゃん。普段積極的に計算に取り組むことは少ないのですがコグトレの「さがし算(枠の中にいくつか数字があり、足して~になる組み合わせを〇で囲むトレーニング)」だけは嫌がることなく取り組みます。

一緒に取り組みながら思うのは、問題の中に必ず答えがあるという「さがし算」の構造がもたらす「安心感の有用性」です。
 
宮口幸治先生は「どうしても頑張れない人たち(新潮新書)」の中で、支援者が提供できる「対象者の『頑張れる』を支える3つの基本」として、「安心の土台」「伴走者」「チャレンジできる環境」を挙げています。書籍で具体例として挙げられた「家族のありがたみ」ほどの大きな安心感ではないかもしれませんが、「そこに必ず答えがある」という安心感はCちゃんにとって取り組む際の拠り所となっていそうです。

また京都大学を退任された作業療法士の山根寛先生は、作業療法の役割としてまず「安全・安心の保障」を挙げていますし、精神科医で著名な中井久夫先生も「患者が安心して治ることが出来る環境」を提供する重要性について述べています。

「安心感」というのは、対象者の望ましい行動を引き出す上で必要不可欠な要素なのだと改めて実感しています。

最近は「コグトレがもたらす安心感」と「今年から通い始めた支援学級の丁寧な指導がもたらす安心感」の相乗効果のせいか、苦手な算数も「ちょっと好きになってきた」というCちゃんでした。


 

いろいろな地域で研究会が立ち上がり、様々な活動をされています。お近くの研究会、気になる研究会の会員になられてはいかがでしょうか。

広報担当より毎月各研究会の代表者に原稿募集の案内をしております。
紹介して欲しい内容がありましたら、是非お寄せください。

研究会の会員になられてはいかがでしょうか。広報担当より毎月各研究会の代表者に原稿募集の案内をしております。紹介して欲しい内容がありましたら、是非お寄せください。

 

【会員からの声】(会員の皆様からいただいた情報をお知らせしていきます。)

会員の皆様が実施されているコグトレ内容や地域でのコグトレ勉強会の告知など、お寄せいただいた情報をお知らせしていきます。そのため、会員の皆様にも広く情報を募集いたします。

情報をいただく専用メールアドレスは cogtrtusin@yahoo.ne.jp です。ご連絡をお待ちしています。

 

2021年7月23日
一般社団法人日本COG-TR学会
広報部

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