コグトレ通信 vol.18
平素よりお世話になっております。本メールは日本COG-TR学会の会員様と、旧コグトレ研究会の会員様(今年度のみ)にお送りさせて頂いております。
厳しい寒さが続いております。皆様、いかがお過ごしでしょうか。コグトレ通信第18回をお届けします。
今回のコラムは、COG-TR学会理事、広島大学 石附智奈美先生です。
『ぎこちない動作の改善に向けて』(広島大学 石附智奈美先生)
先日、小学3年の女児が縄跳び(前)ができるようになった、と嬉しそうに見せてくれました。まだスムーズではないですが、10回程度は続けて飛んでいました。「どこに気を付けて飛んでいるの?」と聞くと、じっと縄を見て、「(縄を飛ぶ)足元に気を付けている」、と教えてくれました。
足元を見ているために動作が遅れるのだと思った私は、「私が飛んでみるから、目がどこを向いているかよく見ておいてね」と言って見本を見せました。すると「前を見ている」と言いました。
「じゃあ、今度は前を見て飛んでみようか」と助言し、飛んでみました。これまで意識していなかった動作が増えるため、最初はぎこちなくなりますが、数回の挑戦で飛ぶ姿勢が変わりぎこちなさも軽減しました。単に動作の方法を教示するのではなく、本人がどこに注意を向けるとよいかを強調し、意識してもらうことが重要だと思います。
オリジナルコグトレ教材の公開
会員限定ページにてオリジナルコグトレ教材の公開です。
※無断転用はお控えください
何が何番②-2
何が何番②-3
『コグトレ みる・きく・想像するための認知機能トレーニング』(覚える)より、三輪書店のご厚意のもと当学会で作成。MP3再生機でご利用ください。
【研究会だより】(各研究会の活動をご紹介していきます)
大阪コグトレ研究会のZOOMによる「事例報告学習会」は、たくさんの方にご参加いただきありがとうございました。大阪コグトレ研究会のホームページにて、発表の概要を紹介しています。
「来年は発表してみたい。」とご希望の方をお待ちしています。
今後も各研究会の取り組みをご紹介していきたいと思っております。いろんな地域で研究会が立ち上がり、様々な活動をされています。お近くの研究会、気になる研究会の会員になられてはいかがでしょうか。
広報担当より毎月各研究会の代表者に原稿募集の案内をしております。紹介して欲しい内容がありましたら、是非お寄せください。
2021年1月29日
一般社団法人日本COG-TR学会
広報部