コグトレ通信62

コグトレ通信 vol.62

平素よりお世話になっております。

ときおり吹く木枯らしに、駆け足でやってくる冬の気配を感じるこのごろ、皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。
コグトレ通信第62回をお届けします。本メールは日本COG-TR学会の会員様にお送りさせて頂いております。

今回のコラムは、日本COG-TR学会代表理事の青山芳文先生です。

「アナログゲームへの招待 2」

アナログゲームとはカードゲームやボードゲームのことです。
コグトレ通信vol.52(2022.6)では、アナログゲームとコグトレの共通点を整理し、私が通級指導教室担当者だったときに頻繁に活用していた様々なアナログゲームの中から、多くの子どもたちが夢中になり、認知機能の向上にも有効だったものをいくつか紹介しました。
アナログゲームもコグトレも、題材が発達段階に合い、苦手にも配慮されながら、子どもが楽しんで取り組むと、意欲と自信が高まっていきます。

療育でのアナログゲームの活用を推奨している松本太一氏をご存じでしょうか。
「アナログゲーム療育の目的は『思考やコミュニケーションの前提となる認知能力の発達支援』と『他者への関心と人と関わる勇気の醸成』です。
認知能力が縦軸、他者への関心と人と関わる勇気が横軸になって、子どものコミュニケーション能力を発達させていこうという療育です。」と言っておられます。(書籍「アナログゲーム療育」[ぶどう社,2018]、同名DVD[ジャパンライム])

『認知能力の発達支援』については目的・内容ともコグトレ(特にCOG-ET)と同様です。
コグトレが包括的・系統的なトレーニング教材であるのに対して、アナログゲームはそれぞれ独立した玩具です。

基本的に一人で取り組むコグトレ(COG-ET)は「わくわく、ドキドキ感」が少ないのですが、「わくわく、ドキドキ感」を感じることができ、人と関わり競い合う題材が多いアナログゲームは『他者への関心と人と関わる勇気』を育てる最適の題材です。
ただし、松本氏は「アナログゲームは怖いもの」とも言っておられます。「負けたらどうしよう」という強い不安を持ちゲームに参加できない子どもがいるのです。
では、どうすればいいのでしょうか。
ハウツウはありません。
氏は「過去の失敗経験に根ざした困難ですから、小手先のテクニックではどうにもなりません。
・・・・『怖い、やりたくない』という気持ちよりも『面白そう、やってみたい』という気持ちが上回るようにするしかありません。」と書いておられます。

子どもは『認知能力の向上』や『他者への関心と人と関わる勇気の醸成』のためにゲームをしているのではありません。
楽しいから遊んでいるだけで、そのことに価値があるのです。

みなさん、あなた自身楽しみながら、子どもたちと一緒に遊びましょう。

元 立命館大学 青山芳文

「COG-TR学会 研究奨励助成金」についてのご案内

COG-TR学会では、今後の学会およびコグトレの発展に寄与することができる研究者の育成を目的として、研究助成を行います。
詳しくは、2023年度 COG-TR学会研究奨励助成金についてのご案内をご覧ください。

令和4年度第8回オンライン研修会のご案内

12月3日(土)10時~11時にて第8回オンライン研修会を開催予定です。
次回の講師とタイトルは以下の通りです。
お申し込みは会員専用HPからお願いいたします。( https://cog-tr.net/report/221203online/ )

・広島大学・日本COG-TR学会理事 石附智奈美
「発達障害の理解と支援」
・梅花女子大学・日本COG-TR学会理事 閑喜美史
「コグトレの実践的 使用法7」

「医者が考案したコグトレ・パズル 親子でいっしょに学ぼう!」(SBクリエイティブ)の発売のお知らせ

今度の『コグトレ・パズル』は親子でいっしょに楽しめます。
「勉強しなさい!」よりも、「いっしょにやろう!」のひと声が子どもを動かします。
既刊より問題数が増え全106題に。開きやすくコピーしやすい仕様になりました。
12月1日SBクリエイティブより発売。
https://www.sbcr.jp/product/4815616632/

オリジナルコグトレ教材の公開

会員限定ページにてオリジナルコグトレ教材の公開です。 ※無断転用はお控えください

最後とポン11-12

『1日5分 教室で使える漢字コグトレ 小学2年生』(覚える)より、東洋館出版社のご厚意のもと当学会で作成。MP3再生機でご利用ください。

学会誌「コグトレ研究」原稿募集

学会誌「コグトレ研究」第4巻の各種原稿
研究論文(査読有)・・質的分析、量的統計解析等を含むもの
実践報告(査読有)・・質的分析、量的統計解析等を含むもの
資料(研究ノート・報告)・・コグトレの取り組み等を報告・紹介するもの
をお待ちしております。詳しくはHP内の「機関誌」の投稿規定をご覧ください。
なお第3巻の原稿締め切りは2023年8月末日予定です。
(これまでの学会誌はこちらから購入できます https://cog-tr.net/kikansi/ )

【研究会だより】(各研究会の活動をご紹介していきます。)

いろいろな地域で研究会が立ち上がり、様々な活動をされています。
お近くの研究会、気になる研究会の会員になられてはいかがでしょうか。
広報担当より毎月各研究会の代表者に原稿募集の案内をしております。
紹介して欲しい内容がありましたら、是非お寄せください。

【会員からの声】(会員の皆様からいただいた情報をお知らせしていきます。)

会員の皆様が開催されている『コグトレ初級コース』の参加者募集やコグトレ勉強会の告知、コグトレの実践紹介など、お寄せいただいた情報をお知らせしていきます。
そのため、会員の皆様にも広く情報を募集いたします。
情報をいただく専用メールアドレスはcogtrtusin@yahoo.co.jpです。ご連絡をお待ちしています。
※掲載されたい文章をお送りください。チラシ等の画像類は掲載できかねます。

【過去のコグトレ通信・音源】

配信済のコグトレ通信は日本COG-TR学会の会員限定ページでご確認いただけます。
是非お時間があるときにご一読ください。
音源も日本COG-TR学会の会員限定ページにて過去の音源を聞くことができます。
無断転載のないよう留意しながらお役立てください。

2022年11月25日
一般社団法人日本COG-TR学会 広報部

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