コグトレ通信61

コグトレ通信 vol.61

平素よりお世話になっております。

落ち葉が風に舞う季節を迎え、気づけば日足もすっかり短くなりましたが、皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。
コグトレ通信第61回をお届けします。本メールは日本COG-TR学会の会員様にお送りさせて頂いております。

今回のコラムは、日本COG-TR学会代表理事の太田麻衣先生です。

「待ってみること」

子どもの支援の中でも、日常の関わりの中でも「待ってみること」を大切にしています。
子どもたちは、様々な知覚・運動経験から学習し「知識」として蓄積していきます。
時には「失敗」することも学習には必要な経験だと思っています。
「どうしたら失敗しないのか」を子ども自身に考えてもらう時間がとても大切です。
時と場合にもよりますが目の前の子どもが失敗しそうなとき、予定通りに動けない時、忘れ物をしそうな時、先回りして失敗を回避させてしまうと、子どもの考える機会を奪ってしまいます。
子どものすることに否定的に口を出していれば、正解がわからないまま行動をするときにその都度親の顔色を伺うような子に育つかもしれません。

一緒に生活をしていたり、集団を相手にするときはなかなか個人のペースに合わせることは難しいかもしれませんが、余裕があるときは、子どもの行動を一緒に見守り、どうやったらうまくいくのか、子どもが答えを導き出すまでゆっくり寄り添って待ってみていただけたらと思います。
親や支援者が出す答えが必ずしも正解とは限らず、子どもの柔軟な発想に気付かされることも多いです。

株式会社東京リハビリテーションサービス 
子どもplus教室 太田麻衣

「COG-TR学会 研究奨励助成金」についてのご案内

COG-TR学会では、今後の学会およびコグトレの発展に寄与することができる研究者の育成を目的として、研究助成を行います。
詳しくは、後日告知いたします。皆様から多数の応募を期待しております。

令和4年度第7回オンライン研修会のご案内

11月23日(水)10時~11時にて第7回オンライン研修会を開催予定です。
次回の講師とタイトルは以下の通りです。
お申し込みは会員専用HPからお願いいたします。( https://cog-tr.net/report/221123online/ )

・広島大学・日本COG-TR学会副代表理事 宮口英樹 
「コグトレの活用身体運動編:身体イメージ、身体図式を理解しよう」
・大阪府和泉市立国府小学校・日本COG-TR学会理事 井阪幸恵
「コグトレの実践的使用法6」

令和4年度第8回オンライン研修会のご案内

12月3日(土)10時~11時にて第8回オンライン研修会を開催予定です。次回の講師は以下の通りです。
・広島大学・日本COG-TR学会監事 石附智奈美
「発達障害の理解と支援」
・梅花女子大学・日本COG-TR学会理事 閑喜美史
「コグトレの実践的 使用法7」
準備が整い次第、学会HP( https://cog-tr.net/ )のお知らせにご案内いたします。お申込みください。

第6回「さいとう・たかを賞」ノミネートのお知らせ

コミック版「ケーキの切れない非行少年たち」(新潮社「くらげバンチ」)が『ゴルゴ13』で有名な漫画家さいとうたかを氏(84歳没)を記念した第6回「さいとう・たかを賞」にノミネートされました。
発表は2022年12月9日(金)です。

オリジナルコグトレ教材の公開

会員限定ページにてオリジナルコグトレ教材の公開です。 ※無断転用はお控えください

最後とポン⑨⑩

『1日5分 教室で使える漢字コグトレ 小学2年生』(覚える)より、東洋館出版社のご厚意のもと当学会で作成。MP3再生機でご利用ください。

学会誌「コグトレ研究」原稿募集

学会誌「コグトレ研究」第4巻の各種原稿
研究論文(査読有)・・質的分析、量的統計解析等を含むもの
実践報告(査読有)・・質的分析、量的統計解析等を含むもの
資料(研究ノート・報告)・・コグトレの取り組み等を報告・紹介するもの
をお待ちしております。詳しくはHP内の「機関誌」の投稿規定をご覧ください。
なお第3巻の原稿締め切りは2023年8月末日予定です。
(これまでの学会誌はこちらから購入できます https://cog-tr.net/kikansi/ )  

【研究会だより】(各研究会の活動をご紹介していきます。)

今回もいわてコグトレ研究会・阿部先生からの投稿です。
先日開催された日本LD学会に参加された感想が届きました。
いろいろな学会に参加されるとたくさんの気づきが得られますよね。
コグトレ通信を読んでくださっている先生、感想でも構いません。
ぜひ研究会だよりで皆様に感じた想いを共有されてはいかがでしょうか。

10月29日・30日に京都で開催された日本LD学会に参加してきました。
その目的は、大阪研究会の井阪幸恵先生、徳永清恵先生、多田彩先生が登壇される『認知機能から読み書きの力までを学校全体でスキルアップ「気づきのためのテスト」とコグトレ実践』に参加するためです。
この大会は、コロナ対策のため各会場人数制限があり、この会場は、事前受付早々に満室となっておりました。
それだけ参加者のコグトレへの期待度が高いということです。

私は、3人の先生方のご発表に胸を打たれ感動しました。
これは、厳しい現実を前にたゆまずあきらめず、持ちうるすべての知識と命の時間をつぎ込んできた先生方の生きた記録だったからです。
井阪先生が、10年前転勤されてきたとき荒れていることが当然であったA小学校の惨状。
しかしそこから当時は誰も想像すらできなかった今があります。

さらに感激したことは、A小学校の取り組みが、転勤された徳永清恵先生と多田彩先生によってB小学校に奇跡の物語が伝承され、実践している事実です。

「気づきのためのテスト」によって困っている子どもたちを早期発見し、「コグトレ」によって子どもたちが、学ぶ楽しさを知り、自ら教室に戻りたいと教室に帰っていく素晴らしい取り組みでした。
あまりにも素晴らしいご発表に、感激して感謝を申し上げました。
すると、終了後、会場の参加者から私も同じ気持ちですと握手を求められました。

LD学会参加直前に盛岡教育事務所の指導主事よりコグトレの講演依頼を受けました。
さらに保健室でのコグトレ実践の共同研究も始まる予定です。私も頑張ります。

いわてコグトレ研究会 阿部千賀子

いろいろな地域で研究会が立ち上がり、様々な活動をされています。
お近くの研究会、気になる研究会の会員になられてはいかがでしょうか。
広報担当より毎月各研究会の代表者に原稿募集の案内をしております。
紹介して欲しい内容がありましたら、是非お寄せください。

【会員からの声】(会員の皆様からいただいた情報をお知らせしていきます。)

会員の皆様が開催されている『コグトレ初級コース』の参加者募集やコグトレ勉強会の告知、コグトレの実践紹介など、お寄せいただいた情報をお知らせしていきます。
そのため、会員の皆様にも広く情報を募集いたします。
情報をいただく専用メールアドレスはcogtrtusin@yahoo.co.jpです。ご連絡をお待ちしています。
※掲載されたい文章をお送りください。チラシ等の画像類は掲載できかねます。

【過去のコグトレ通信・音源】

配信済のコグトレ通信は日本COG-TR学会の会員限定ページでご確認いただけます。
是非お時間があるときにご一読ください。
音源も日本COG-TR学会の会員限定ページにて過去の音源を聞くことができます。
無断転載のないよう留意しながらお役立てください。

2022年11月11日
一般社団法人日本COG-TR学会 広報部

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